小説同人誌の作り方から印刷までを徹底解説!

近年、割とメジャーになってきました小説同人誌。
昔は同人誌というとマンガ本ばかりでしたが、最近は小説本も流行っていますね。
文字書き歴ウン十年のわたしとしては、素敵な時代になったとヒシヒシ感じております。

さて、二次創作に関わらず、小説を書いている人の中には「自分の作品を本にしたい!」と思っている人も多いでしょう。
しかし、意外とそこで「でもどうしたらいいんだろう…」と戸惑い躊躇する人が多いのも事実です。
マンガ本の同人誌に比べて、小説はまだまだ規模が小さい。

情報もあまり浸透していない中、小説同人歴5年のわたしがその手順をまとめてみました。

目次

同人誌を出すために準備するもの

身一つあれば物語はできあがりますが、身一つだけで同人誌はできません。

ひとまず最低限のものは揃えましょう。

同人誌を出すには、意外と必要なものが多いのです。
今回はアナログを抜きにした、デジタル基本の手段を教えます。

パソコン

当然のごとく、小説を書くものです。

それ以外にも印刷所へ原稿をアップロードするためには、パソコンが必要です。
データ管理の側面からスマートフォンやタブレットでは代用できませんのでご注意ください。
wordソフトが使えることが必須となります。

こぼれのアイコン画像こぼれ

最近のノートパソコンはMicrosoft付きでも3万円台で購入できます。

メールアドレス

印刷所によっては会員登録が必要になります。
それ以外にも印刷所とのやり取りが発生しますし、同人誌の奥付にも連絡先を載せることが必須となっています。

銀行口座

印刷所に頼んで同人誌を作る際、当然費用が発生します。

その印刷費を払うための銀行口座が必要になるためご準備ください。
同人誌を通販サイトに委託する場合にも、売り上げを振り込んでもらうためには口座が必要です。
基本的にはどこの銀行でも構いません。

クレジットカード

こちらは無くても構いません。

あったら便利、という程度です。

印刷費をクレジット払いできるところも多くありますので、即売会で頒布してから印刷費を支払いたいという人は、こちらを用意しておくと便利です。

Wordで小説本を作る

何か特別なこだわりがない限りは、基本Wordで作成します。
その際に意識することは3つ。

小説本を作る際に大事なこと

・文字を詰めすぎない
・余白に気を配る
・ページ数を表記する

これを意識してみましょう!

余白や文字数の設定

[レイアウト] → [ページ設定]の右下にある□をクリックします。

設定する場所は赤枠で囲ったところのみ!
ここは、自分の作りたい本のサイズに合わせて設定します。

一番メジャーなサイズはA5です。
しかし文庫や新書も人気で、最近はB6も多いですね。

A5は二段組。文庫は一段組。
B6と新書は、一段組が多いですが二段組のものもあります。

今回は初心者が小説本を作ると想定して、A5と文庫のみおススメのサイズを紹介します。

A5(二段組)

幅:154mm
高さ:216mm

余白:上下15mm
左右:17mm
文字数:25~27
行数:20~22

文庫

幅:111mm
高さ:154mm

余白:上 16mm
下 13mm
内 14mm
外 14mm
文字数:40~42
行数:17~20

A5・文庫共に、幅と高さを仕上がりサイズより大きめに設定しております。
これは「仕上がりサイズ+塗り足し3mm」のサイズで、余白もそれに合わせて設定しています。

塗り足しとは

仕上がりのサイズよりも外にある、裁ち落とされる部分のことをいいます。
印刷物は、あらかじめ大きな用紙に印刷したあと、指定したサイズに四方を断裁して仕上げます。その際、用紙を何百枚も重ねて断裁するため、多少のズレが生じることがあります。
それにより紙端に印刷ミスが起こることがあるため、あらかじめ3mm分大きく原稿を作っておく必要があります。

あくまで設定はおススメです!
自分の目で確かめながらレイアウトするのも同人の楽しみなので、自分の好きなように設定してみてください(`・ω・)b

ページ数の設定

[挿入] → [ページ番号] → [ページ下部]にて、ページ数をどこに配置するか選択します。※③
その後、④[ページ番号の書式設定]へ

赤枠の部分を設定します。

開始番号にチェックを入れ、数字は3。
開始番号とは、文字通りページ数を何から始めるかです。
小説本に限らず、本の1ページ目は表紙と決まっているので、本文の開始は3ページ目からとなります。

本が小さいほどページ数が増えるので、読み応えを意識しながらサイズを決めてみるのも良いかもしれません。

おすすめのページ数

文庫・新書:100~350P程度
B6             :50~350P程度
A5        :50~350P程度

もちろん、これ以上でもこれ以下でもOK!
あくまで自分が手に取った際に、読みやすいと思ったページ数になります。

表紙を作る

表紙の作り方は様々です。

・Wordもしくはその他ソフトで作成する
・印刷所に依頼する
・友人やフォロワーに描いてもらう
・お仕事として発注依頼する

表紙はどうやって作るにしても、初心者の方には一手間も二手間もかかるでしょう。
そのためまた別記事にて、作り方を紹介したいと思います。
こちらは随時更新していきますので、自分のやり方に合わせてご参照ください!

奥付について

初めて同人誌を作ろうと思っている方には、もしかしたら聞きなれない言葉かもしれません。

みなさんが持っている書籍、同人誌等の本を開いてみてください。
恐らくどんな本も、一番最後にこの〝奥付〟と呼ばれるものが入っています。

基本的に、一番最後のページに入れるものとなっています。

・本のタイトル
・発行日
・発行者(並びにサークル名)
・表紙(誰かに描いてもらった場合)
・連絡先(基本的にメールアドレス)
・SNS(TwitterやPixivなど)※載せなくても可
・原作(二次創作の場合)

例として、わたしがいつも書いている奥付を公開します。
上記のものは最低限入れるとして、ほかにも自分が付け加えたいことがあればそうしましょう。

こんな感じですね!

原稿ができたら印刷所にお願いする

もしかしたらこれが最難関かもしれません!

ですが!実際にお願いしてみたら難しいことなど何もないのです^^*
今回は小説本を印刷するのに、おススメの印刷所さんをご紹介します。

しまや出版

同人誌専門の印刷所

何から何まで手厚く、特に小説本を印刷することに関してのサポートが最強。
小説本の特設ページまでもがあり、この印刷所さんであれば〝できないことなどない〟くらいの勢いです。
A5、B6、新書、文庫、様々なサイズの本が印刷できます!

ポルプス

同人誌を初めて作る人におすすめの印刷所です。

少部数から対応してもらえますので、お願いのしやすさはピカイチ☆
料金もお安めです。

ちょ古っ都製本工房

安い!!!!!!

思わず赤字太文字にしてしまうくらいには安い
その上、部数は一冊からでも印刷してくれます。
その分締め切りが早かったりもするのですが、安くて少部数刷るなら間違いなくここ

わたしも愛用の印刷所さんです!

最後に

いかがでしたか?

わたしも初めて同人誌を作る際には色々なことを調べました。

小説同人は、増えてきたとはいえ規模はまだまだ小さいです。
作り方が分からないから……と諦めてしまうのは勿体ない!

是非ここを参考にして、自分だけの同人誌を作ってくださいね。

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